2024年7月17日、東京ガス株式会社とその子会社である東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社（TGES）が、不正アクセスによるお客さま等の情報流出の可能性について発表しましたので紹介します。
- 流出の可能性がある情報の内容
- これまでの対応と今後の方針
- お問い合わせ窓口の情報
2024年7月9日にTGESのネットワークに不正アクセスがあったことが分かり、TGESのサーバーや東京ガスの法人事業分野のサーバーに保管されている情報が流出した可能性があることが判明しました。
現在、個人情報保護委員会に報告し、警視庁や独立行政法人情報処理推進機構（IPA）と協力して調査を進めています。
現時点では、流出の痕跡や不正利用の事実は確認されていませんが、速やかに対応しているようです。
流出の可能性がある情報
まず、流出の可能性がある情報についてです。
法人等に所属する方の個人情報
- 氏名
- メールアドレス等の業務上の連絡先
- 個人名義の金融機関口座番号情報（85件）
- マイナンバー情報（5件）
※クレジットカード情報は含まれていません。
一般消費者の個人情報
- 氏名
- 住所
- 連絡先
※金融機関口座情報やクレジットカード情報は含まれていません。
TGESの従業員等の個人情報
- 氏名
- 住所
- 金融機関口座番号情報（約1,000件）
- クレジットカード情報（8件）
流出した可能性がある情報は、一般消費者の情報が約416万人分、TGESの従業員等の情報が約3,000人分に及びます。
東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社（TGES）とは
東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社（TGES）は、東京ガス株式会社の子会社であり、エネルギー関連のエンジニアリングサービスを提供しています。
TGESは、都市ガスや電気の供給に関する技術サポートだけでなく、再生可能エネルギーや地域冷暖房、インフラ情報管理システムなど、多岐にわたるサービスを提供しています。
法人向けのエネルギーソリューションに強みを持ち、企業や自治体など多くの顧客と取引を行っています。
今後の対応とセキュリティ強化
今回の不正アクセスを受けて、TGESネットワークへの外部からの経路は速やかに遮断され、再発防止のための対策が講じられました。
今後、外部の専門機関と協力して原因究明を進め、セキュリティ体制の強化に努めるとのことです。
また、情報流出や不正利用が確認された場合は、関係者に個別に連絡し、適切な対応を行う予定です。
自分は大丈夫？確認するポイントは？
このニュースを聞いて、「自分の情報は大丈夫かな？」と心配になる方も多いと思います。
ここで、自分が影響を受けているかどうか確認するためのポイントをまとめました。
メールや電話の確認
東京ガスやTGESからの正式な通知が来ているか確認してください。
不審なメールや電話には注意が必要です。
個人情報の見直し
個人名義の金融機関口座番号やマイナンバーが流出した可能性がある方は、金融機関に連絡して口座の状況を確認し、必要に応じて変更手続きを行ってください。
クレジットカードのチェック
TGESの従業員等のクレジットカード情報が流出した可能性があるので、クレジットカードの利用明細を確認し、身に覚えのない取引がないかチェックしてください。
お問い合わせ先
本件に関するお問い合わせは、以下の窓口で受け付けています。
東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社
- 電話番号：0120-322-058（03-6736-5562）
- 受付時間：
- 7月17日 16：00～20：00
- 7月18～21日 9：00～17：00（土日祝日含む）
- 7月22日以降 9：00～17：00（土日祝日除く）
今回の件については、皆さんも心配になると思いますが、東京ガスとTGESは再発防止に向けてしっかりと対策を講じています。
信頼回復に向けた取り組みが期待されます。
公式発表の詳細についてはこちらをご覧ください。
